ライブ映像配信の意味とは
YouTubeでプレミアム配信されたポルノグラフィティの過去のライブ映像。
5月22〜24日の3日間にかけて配信されて、私はそのうちの2日目以外を視聴しました(2日目は仕事+推しイベでしたいやほんとスマンという気持ち)。
1日目
デビューしたてで尖りまくった3人が、今とは違う意味でのエロさの暴力。
岡野さんも勿論歌はめちゃくちゃ美味いんだけど、声ガラガラな時とかあって「ペース配分まじで考えてない時…!」となってしまった。
新藤さんとたまちゃんは弾いてる時の目線があまりにもギラギラしすぎて殺されるかと思った。
あれ生でモロに受けてたら失神してたわ。
当時大丈夫だったんです?ぶっ倒れる人とかいなかったんです???みんな強すぎでは???
からの2人体制になってからの初期。
PURPLE'Sの映像はいつ見ても泣けるし、SWITCHはめちゃくちゃ安定しててとんでもなくかっこいいし、OMCは演出が神がかってた。
まだファンになる前の映像も多かったからありがてえ~~~🙏と拝み倒した。
これ無料で見れるの本当に大丈夫???金なら払うぞ???という気持ちでいっぱいで、余韻が凄かった…。余韻………。
2日目
カルマの坂、鉄槌流れたって聞いて私は死にました。よりによって見なかった時に私の専門分野(?)流すなんて………くっそ………(でも推しイベで目標達成出来たので……という気持ち)。
3日目
1日目が初見さんいらっしゃい、2日目が宗教勧誘の回だったとしたら、3日目は初見殺しの回。
2日間かけてずぶずぶ沼に引きずり込んだ人たちに「じゃあこれはいけるか?」「こういうものあるけど?」みたいなセトリ。
シングルカット曲ほぼなし。
これでハマってしまったらもうこの人はポルノの沼から絶対に抜けられない。
嵌る人を確実に仕留める、運営プロの殺し屋かよ…。
ちなみに往年のファンからすると3日目は情緒ジェットコースター回でした。
台湾ワンマンですっげえ楽しそうに笑っててキュンとさせたと思ったらァァァ!!!バラードで泣かせに来るしィィィ!!!そのあとは急にゴリゴリロックでェェェ!!!!かと思えばとびっきり大人のエロみを見せてきてェェェ!!!!!!!
もうね、情緒という両肩を掴まれて前後にガクガクガクガクガクブンブンブンブンブンブンされてる状態ですよ。首抜けるわ。
個人的には中止になったしまなみのライブビューイング映像がちょこっとでも見れた事が本当に幸せだったし、泣いたんですけど(当然のように涙腺がゆるゆる)、よくよく考えたらこれ2人の方がよっぽど悔しかっただろうし、「これ一体どんな気持ちで演奏してるん……?」と思ったらさらに泣けてきた。情緒よ。
そして特筆すべきが3日間を締め括る最後の曲がツアー「UNFADED」の∠RECEIVERだったということ。
私を含むファン達は「今までのライブ映像」と言われて「20周年のドーム映像(1番最近のライブ)までやるんだな」と当然のように思っていたんだけど、それがばっさり。
ただこの∠RECEIVER、すごく重たい宿命を背負ってる曲で。
元々は2009年(だったかな?)のスマトラ沖地震を受けて書いた曲。
人はうろたえるだけの無力さよ
小さきこの存在
この星の裏側にも僕達の足下にも
起こりうる出来事には
意味のようなものがあるのか?
僕たちがコントロール出来ることは
ほんの少し
起こりうる出来事から逃げない
受信者(∠RECEIVER)でいたい
そして「UNFADED」というツアーは、今までツアーはアルバムを引っ提げて回ることが多かったけど、サブスク解禁に伴って「過去の曲達が色褪せてないか試す」という意味を持ったツアー。
そのツアーの最後の曲がこの∠RECEIVER。
平成最後のツアーの最後の曲。
自然災害がかなり多かった平成時代の最後に選ばれた曲。
ものすごくメッセージ性のある選曲だった。
そして今。
時代はコロナ禍。
そのタイミングでまたもや最後に選ばれた曲。
この苦境を「褪せさせてはいけない」という意思を感じずにはいられない。
世界は僅かにブレながら揺れながら
混沌と混乱と共にあると知っている
まさに今、混沌と混乱の真っ只中で、だからこそ起こりうる出来事から逃げずに闘おう、そしてまたライブで会おう。
そういうことなんだろうと思って、次のライブをめちゃくちゃ楽しみにすることにする…!
この配信のおかげでライブに行きたい気持ちがMAXまで引き上げられてしまったので………。
……まぁこんな考察はただの考えすぎで、実は「最新映像はDVD買って見てね!」っていう別の思惑なのかもしれないですけど(それはそれで運営として正しい下心)。
では。