日本人に生まれてよかった
今日はゲームの話です。
「大神 絶景版」
元々はPS2で「大神」として発売されていたゲームを、PS4、そしてNintendo Switchでリメイクされたもの。
PS2版を学生時代に「これ絶対あやたか好きだと思う!」と友達にゴリ押しされて借りてプレイ、めちゃくちゃ楽しいし感動するし、せっかくなのでやりこみたい気持ちだったのですが、卒業間近で借りたものを返せなくなるのも大変なので、1周目を終わらせて返してしまったのですが。
あまりにも素敵なゲームだったので、それはそれは色んな方の実況動画を見てました。
そんな思い入れの強いゲームを、Switchを手に入れたことでもう1回出来るじゃん!!!と気付き早速購入。
先程無事1周目のエンディングを見届けてきました。
いや~~~~~最ッ高!!!!!!!!
まじ日本人全員に履修してほしい。
何故かと言うとこれ、お話のベースが古事記や日本書紀なんですよ(他の神話や昔話なんかも混ざってたりするけど)。
そう、日本史とかでみんな勉強した日本神話です。
主人公がアマテラス、つまり"天照大神"
かわいいわんわんになってます。
そしてもうひとりの主人公が
このアマテラスの頭に乗ってるコロポックルの"イッスン"。
ざっくり言えばこのふたり(2匹?)が、平和な世の中を脅かす妖魔を、失われた「筆しらべ」といわれる神業を取り戻しながら闘う物語。
ただこのゲームが他と違うところが、
"日本神話への愛と敬意が素晴らしい上にデフォルメが絶妙"
というところなんですよね。
例えば最初の舞台「神木村」では、生贄にされた「クシナダ」を救うために、村の剣士「スサノオ」と共に「ヤマタノオロチ」を倒す、というストーリー。
これもうまんま古事記じゃん!
日本史の勉強出来ちゃうじゃん!!!
かの有名なイザナギとイザナミも出てくるし、コノハナサクヤヒメとかワダツミさんみたいなあんまり有名じゃない(?)人たちもいる。
知らなくても楽しめるし、知ってると更に楽しい、最高のパターン。
あとは日本神話でいう「神器」がそのままアマテラスの使う武器になったりね。
北国に行けばアイヌ文化っぽい表現も出てくるし、本当に日本文化のありとあらゆる史料を網羅してる。えらい。
そしてこの大神で最も特徴的なのが、先述した「筆しらべ」
例えば横線一本スっとひくとどんなものでも忽ち一刀両断してしまう「一閃」。
枯れた木に〇印を書くと生命力を取り戻し花を咲かすことの出来る「桜花」。
これらの業が全部で十三あるんですが、最初のアマテラスはその業の殆どを奪われてしまっている状態。
この失った筆業を取り戻しつつ、現れる敵に筆しらべで挑んでいくところが、他のRPGとは一線を画すところ。
ちなみにこの十三の筆業には、それぞれを司る神様がいるんですが、その神様のモチーフになっているのが干支。
しかもちゃんとそれぞれアマテラスとの関係性が描かれていたりして、それがめちゃくちゃかわいい。
みんな神様なんだけど、すごく個性が溢れてて好きになっちゃう。
私の推しは常に酔っ払ってる幽神(かすがみ)。
常に足元おぼつかない羊ちゃん、かわいい。
あとはフィールドにいる動物たちに餌をあげられる「餌付け」もとってもかわいい。
犬が動物に餌付け?って思うけど、アマテラス神様だから!!!虎とかも餌付けちゃうから!!つおい。
それと「絶景版」と謳ってるだけあって、とんでもなく映像が綺麗。
初代も充分綺麗だったけど。
さらに美しくなった映像で見る「神降ろし」(妖魔によって侵食された土地をアマテラスの筆業で浄化する作業)はほんっと格別なので絶対見て。
とまあここまで思う存分語ってきましたが。
お昼寝と日向ぼっこが大好きな太陽神、アマテラスの見守る日本に生まれてよかったなぁ、って最後は絶対思うはずなので、SwitchやPS4をお持ちの方は是非プレイしてみてください…!
まって、ラスト思い出してまた泣けてきた(涙腺ゆるゆるババア)(ラストはちゃんとハッピーエンドです!ご安心を!)